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「初めてのオーケストラ授業が不安」
「オーケストラの専門用語や常識は?」
こんなオーケストラ授業についての悩みを解決するため、同じように悩んだ経験がある私自身が実際に感じた知っておきたいこと、オーケストラの常識、専門用語についてお伝えします。
オーケストラには数々の常識がありますが教えてもらえることはあまりありません。
やっていくうちに自然と身につくものではありますが、基本のいくつかを知っておくとオーケストラってこんな感じなんだ!とイメージも湧くと思いますので、必ず必要なことを書いていきますね。
オーケストラの常識
①用意するもの
オーケストラ授業には楽器の他に必ず持ってくるものがあります。
楽譜に書き込むための鉛筆と消しゴムです。
オーケストラの楽譜には4Bくらいの芯が柔らかい鉛筆で書き込むのが決まりとなっています。
4BがなければせめてBか2Bのものを準備しましょう。
消しゴムは軽くよく消えるものが良いです。
私はダイソーなどで売っている『ダブルエアイン』を使っています。
シャープペンだと薄くて書き込みが見にくいですし、芯が細いため楽譜が字の跡に沿ってへこんでしまいます。
必ず鉛筆と消しゴムは忘れないようにしましょう。
曲によってはミュート(弱音器)を使うこともあるため、入学前に購入して、いつも持っておくと安心です。
②前に従え
オーケストラの弦楽器は集団行動のようなものなので、弓順を必ず揃える必要があります。
前の人がアップ、ダウン、スラーの位置などを変えたらすぐに書き直しましょう。
フォルテやピアノなどその他のことも前の人が書いたら自分の楽譜にも書いていきます。
最初は早く書くのが難しいと思いますが、隣の人と協力して頑張りましょう!
③親切心
隣の人が楽譜に書き込みをしたり、消しゴムで消しているときは譜面台が動かないように押さえてあげましょう。
譜面台に乗った状態の楽譜に書き込みをするのは意外と難しいですし、だいたい楽器を片手で持ったまま書き込みをすることが多いと思いますので、こういった親切心は大切です。
④伝言ゲーム
たまに前からアドバイスがまわってくることがあります。
前の人から伝言を受けたら後ろの人にも伝えるようにしましょう。
オーケストラでよく使われる専門用語
①表裏
オーケストラでは表と裏という専門用語を使います。
弦楽器は1つの譜面台ごとに2人ずつ座り、2人のうち客席側にいる人を「表(おもて)」、内側にいる人を「裏(うら)」と言います。
楽譜のページめくり(譜めくり)は、特別な指示がない限り裏の人が担当します。
②div
こちらはディビジと言い、出てくる頻度がとても高いです。
ビブラートという意味のvibと似ていますが全く意味が違います。
この言葉は、表と裏で別の事を弾くという意味です。
divと書いてある部分の上に書いてあるほうを表の人が、下に書いてあるほうを裏の人が弾きます。
③プルト(Pult)
こちらもオーケストラ特有の言葉だと思います。
プルトとは譜面台という意味で、1プルトは各パートの一番前の2人、2プルトは各パートの2列目の2人、その後ろは3プルト、4プルト、5プルト、6プルト、、となっていきます。
④tutti
トゥッティと発音し、全員でという意味で指揮者の先生がよく使います。
オーケストラ授業の時はバイオリンだけ、弦楽器だけ、管楽器だけ、フルートとオーボエなどパートごとに演奏することも多いです。
こういったパート練習の後、全員で演奏するときにトゥッティが使われます。
⑤スルポン
弦楽器特有の専門用語で「スルポンティチェロ」の略です。
駒の近くで弾くという意味です。
弓を駒に近い位置で使い、不気味な音を出しましょう。
⑥スルタスト
こちらも弦楽器に使われる専門用語で、指板のほうで弾くという意味です。
弓を指板に近いところで使い、もやもやした音を出しましょう。
⑦アウフタクト
アウフタクトはオーケストラに限らず全てのクラシック曲で使いますが、オーケストラでの使用頻度が高いため紹介します。
指揮者から「〇小節目とアウフタクトから」という指示が出されることがあります。
〇小節目のひとつ前の小節の後半にあるフレーズの始まりから演奏します。
オーケストラまとめ
オーケストラ授業の前に知っておきたい常識と、必ず使われる専門用語を紹介してみました。
【オーケストラの常識】
- 鉛筆と消しゴム
- 弓順合わせる
- 書き込みサポート
- 伝言
【オーケストラ専門用語】
- 表裏
- div
- pult
- tutti
- スルポン
- スルタスト
- アウフタクト
基本の常識と専門用語を覚えて楽しいオーケストラ授業にしてくださいね!
初めてオーケストラの中に入り演奏した時は全然弾けなかったものの、人生で初めて味わった音に包み込まれるような感覚は忘れられません。
音大で体験できるオーケストラという特別な時間が楽しい時間でありますように。
オーケストラ授業についていけなくて悩んでいる方は↓を参考にしてみてください!
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