【本気】本当に上手くなるバイオリン基礎練習メニュー3選!おすすめ教本も紹介。

音楽

今回は夏休みや春休みにおすすめのバイオリン基礎練習を紹介します。

譜読みはやくなりたい!

演奏に安定感がほしい

根っから上手くなりたい!

というバイオリン上達を目指している音高生、音大生、音大を目指している方におすすめな内容となっています。

私自身音大に入るまで基礎練習の重要性を感じておらず、スケールは適当に、エチュードもだいたい弾ければいいかというマインドで、基礎練習をおろそかにしていました。

音大に入学し、基礎練習にしっかり取り組むようになってから音程も良くなり譜読みも早くなって安定した演奏ができるようになりました。

私が実際にやって効果があった基礎練習メニューを紹介しますので、バイオリン上手くなりたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。

スケール(音階)練習の方法

基礎中の基礎の音階練習です。

音階は一回とおしたら終わりではなく、以下のように丁寧に進めていきます。

『カール・フレッシュ』C-Durの1小節目を例に説明していきます。

まずは前から1音ずつ弾いていきます。

よく音程を聞いて、外した音は前の音からやり直しです。

例えば②の音程を外したとしたら、①と②を繰り返し弾いて音程の幅を覚えます

毎日30分くらい練習して、最後まで音程を間違えないで弾けるようになりましょう。

1音ずつができるようになったら、3音ずつのスラー、6音ずつのスラー、12音ずつのスラーと音を繋げ、テンポも上げていきましょう。

音階はテンポよりも正しい音程が重要なので、音程重視でゆっくり進めましょう。

和音スケールも同じ流れで練習します。

和音は単音よりも難しいですが、音程が合うと気持ち良い和音が鳴りますし、曲の中の和音もよい響きになるので、基礎練習やっていて良かったと思えますよ。

スケール練習おすすめ教本2選

①『ヴァイオリン音階教本小野アンナ』

スケール練習にまだ慣れていない人におすすめです。

先ほど紹介した方法で練習してみてください。

調号が多いものは最初はとっても難しいですが、慣れてしまえばお手のものなので、ゆっくり頑張ってみましょう。

全調にチャレンジしてスケールの基礎を固めていきます。

②『カール・フレッシュ』

音大入試でも多く扱われ、とても有名な音階教本です。

分厚くてしっかりスケールの練習ができますがかなり難易度が高いため、『小野アンナ』がある程度できるようになってから取り組むことをおすすめします。

こちらももちろん全調練習していきます。

各調1〜12番まであると思いますが、1〜10番までやります。

1〜5番、10番は全部

6〜9番までは上行形(最初の2分音符まで)だけやりましょう。

セブシック

基礎練習の定番であるセブシックは始めたばかりの初心者さんから、音大生まで色々なレベルの人に役立ちます

セブシック第1巻

1ページ目から1日に1行ずつ進めていきます。

4分音符→8分音符→16分音符と進めていきます。

弓を先から元までしっかり使うように意識しましょう。

セブシック第8巻

この教本では上級者向けのポジション移動練習です。

本当に難しいので一曲に1週間くらいかけてやっていきます。

一発で狙った音程が取れるように練習しましょう!

ハイポジションが安定してとれるようになりますよ。

エチュード

エチュードはたくさんありますが私が取り組んでいた2冊を紹介します。

クロイツェル

あまり難易度は高くないですが、色々な技を身に着けることができるので1曲ずつ丁寧にやっていきましょう。

最後の方には無伴奏バッハのための準備ができる曲も用意されていますよ!

ローデ

かなり難しいエチュード教本です。

特におすすめなのが3曲目で、この曲では2ndポジションを集中的に身に着けることができます。

3rdポジションには慣れていると思いますが、2ndポジションは安定感がなく音程も取りにくい人が多いです。

モーツァルトの曲では2ndポジションをよく使うので、エチュードで強化しておくとスムーズです!

ぜひ色々なポジションを使いこなせるようになってください!

バイオリン基礎練習まとめ

本当におすすめなバイオリン基礎練習を3つ紹介してみました。

【スケール練習方法】

  • 間違えた音は前の音から繰り返し、音程の幅を覚える。
  • スラーを伸ばしていき、テンポをあげる。

【スケール教本】

①ヴァイオリン音階教本小野アンナ
②カール・フレッシュ

【セブシック】

①第1巻
②第8巻

【エチュード】

①クロイツェル
②ローデ

この教本を利用して、驚くほど上手くなることを願います!

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