「オーケストラの授業に全くついていけない。」
「練習しているのにみんなで合わせると全く弾けない。」
「スコアはどのように活用するの?」
「オーケストラの曲は長すぎて練習時間が足りない。」など
オーケストラ授業に関する悩みはいろいろあると思います。
私自身中学生からオーケストラ授業を受け、ずっと弾けないまま時は経ち、大学2年生で今回紹介する方法を見つけてからは常に90%以上弾けるようになりました。
入りが難しいところも自信をもって弾けるので、周りの人が出られないところでも自分だけ出られるという嬉しい体験も多くなりました。
スコアをほとんど見ないで行うことができ、オーケストラ未経験の妹もこの練習方法を実践したところしっかりと授業についていくことができていました。
オーケストラ授業に必ずついていける練習方法をぜひ参考にしてみてくださいね!
ステップ1 とりあえず聞いてみる
自分が演奏するパート譜を準備し、YouTubeなどでどんなテンポなのかを中心に聞いてみます。
オーケストラ曲は非常に長いものが多いので全部聞かなくても大丈夫です。
楽章ごとの冒頭部分を聞いてだいたいのテンポ感が分かったらステップ1は終了です。
ステップ2 譜読み
ステップ1で掴んだだいたいのテンポ感を思い浮かべながら譜読みをしていきます。
最初から順番に弾いてみて弾けないところだけを重点的に練習していきます。
この部分は初見で弾けるくらい簡単、ずっと伸ばしの長い音、テンポがとてもゆっくりなど、練習の必要がないところは飛ばしてどんどん進めていきましょう。
とても曲が長いのでできないところだけを練習するというのが大切です。
細かい音の連続や難しいリズムなど、繰り返し練習する必要がある部分は印をつけたりページを折ったりして効率的に練習できるようにカスタマイズしていきましょう。
一通り弾けたら次の日からは印をつけた難しいところのみ練習を行います。
楽譜を見てスラスラ弾けるようになったら次のステップです。
ステップ3 カラオケ
YouTubeで曲を聞きながらパート譜を見て空弾きしていきます。
YouTubeだと10秒送りや、10秒戻しができるのでとても便利ですよ。
イヤフォンで曲を聞いて左手は普通に動かし、弓は弦に触れないように弾くふりをします。
イヤフォンで聞くことによって細かい音まで聞き取ることができるのでおすすめです。
歌で言うと口パクのような感じです。
イメージトレーニングみたいなものなので自分がどこで出るのか、テンポが揺れる場所はあるのか、どんなイメージの曲なのかが分かるようになります。
どこが1拍目でどこが2拍目なのか、どの楽器のどんなメロディーの後に自分が出るのかが特に重要なポイントとなります。
ステップ4 スコア登場
ステップ3ですべてが分かった人はこのステップ4は不要です。
自分が出るところが複雑でよく分からなかった場合はスコアを確認していきます。
出るところが複雑だったり、変拍子などの慣れない曲調のものはスコアが必要なこともあります。
スコアは全部見る必要はなく、分からないところだけピンポイントで見ていきます。
出るところが複雑なものは、パート譜に合図になるパートの音符を書き込んだり、何回目のこのリズムで出るなど、自分なりに出るタイミングを覚えておいて出れるようになりましょう。
スコアは音大の図書館にあれば借りることができますし、ネット上では「作曲者 曲名 imslp」と検索すれば著作権フリーの楽譜を探すことができますよ。
最終的にはステップ3のカラオケで完璧に弾けるようになったら練習完了です。
オーケストラ練習方法まとめ
今回は絶対についていけるオーケストラ練習方法を4ステップで紹介しました。
【オーケストラ練習方法】
①とりあえず聞いてみる
②譜読み
③カラオケ
④スコア確認
この方法は室内楽の練習にも使えるのでぜひ試してみてくださいね。
この4ステップを実践して、オーケストラ授業で自信満々に弾ける楽しみを味わってみてください!
オーケストラ授業の常識と専門用語を知っておきたい方は↓を見てみてください。
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