今回は音楽やスポーツの分野でよく言われる10000時間の法則についてです。
私は2024年5月に22歳でバイオリン10000時間を達成しました。
この体験をもとに、10000時間弾いてみて変わったこと、変わらなかったことを紹介したいと思います。
「10000時間練習すると本当に演奏の仕事に就けるの?」
「リアルな10000時間達成体験談が気になる!」
「10000時間の効果は?」など、
10000時間に興味がある方はぜひ最後までご覧ください!
10000時間やって変わったこと
①自分が思ったとおりに音が出る
これは10000時間を達成して一番良かったことで、最高に嬉しいことです。
ずっと下手で才能ないんだと思っていた自分が、思い通りの音を自由に出すことができるようになるなんて、信じられませんでした。
9000時間を超えたあたりから段々感じていて、抽象的な表現ができるようになりました。
王様のようなフォルテ、明るいフォルテ、広がるフォルテ、囁くようなピアノ、ミステリアスなピアノ、可愛らしいピアノなど、強弱だけでなくどんなフォルテなのか、どんなピアノなのかという部分を表現できるようになりました。
宇宙に広がるように、お花のようになど抽象的な表現で先生に指導を受けることも多くあると思いますが、具体的にどんな音にするのかをすぐにイメージできて、そのとおりに再現することができます。
楽器を演奏するうえで思い通りの音が出せるのが一番の幸せではないでしょうか。
ぜひ1万時間を達成して感じてみてください!
②新しい曲が弾けるまでの時間が短い
1万時間を目指す中で、基礎練習にしっかり取り組んでいた事が良かったのだと思います。
カール・フレッシュ、セブシック、クロイツェルを中心に練習し、レッスンの先生とともに楽器の持ち方も直しました。
スケールをマスターすると音程も取れるようになり、和音も綺麗に響くようになるので練習が楽しくなりますよ!
③自信がつく
バイオリン演奏の自信もつき、数年にわたって1つの目標を追い続け、諦めることなく達成できた経験は人生において大きな自信になります。
目標→努力→達成というサイクルにハマり、次々と目標を立てて努力する日々です。
ゴールを設定したほうが継続しやすいので、充実した1日を過ごしたい人はゴール設定やってみてください!
④楽器との一体感
以前は楽器は楽器。自分は自分。という感じだったのが、1万時間達成後は楽器が体の一部のようで弾きやすさを感じます。
今日は上手い日だ! 今日は下手な日だ!と日によって良い音が出る日とそうでない日があったのですが、今は毎日同じ良い音が出るようになりました。
とても安定して演奏ができるので、毎日練習が楽しいです。
一万時間練習しても変わらないこと
緊張でいつも通り弾けないことです。
私は実技試験など重要な本番では実力が発揮できません。
本当に一生懸命練習し徹底的に準備しても、どうしても速い音がぐちゃぐちゃになってしまったり、重要なところで左手が硬くなってしまうことがあります。
緊張で本番が上手くいかないことは、一万時間達成したら変わるかと思っていましたが変わらず、相変わらず本番には弱いままです。
本番で実力を発揮する方法についてはまだまだ研究中です。
何かよい対策が見つかればまた記事を更新したいと思います。
1万時間まとめ
今回はバイオリン1万時間やってみて変わったこと、変わらなかったことを紹介してみました。
【変わったこと】
- 自分が思ったとおりに音が出る
- 新しい曲が弾けるまでの時間が短い
- 自信がつく
- 楽器との一体感
【変わらなかったこと】
緊張でいつも通り弾けない
1万時間を達成していますが大学4年生の今現在は演奏の仕事に就く予定はありません。
卒業後はバイオリンも続けながら作曲、旅行、動画制作などバイオリン以外の分野にも挑戦してみたいと思っています。
私の場合は1万時間達成して、もう十分バイオリンを弾いたので満足したという感じで、特に演奏の道に進みたいとは思いませんでした。
5000時間くらいの時が一番大変で1万時間を諦めようと思った時もありましたが、今では時間はたくさんかかってしまったけど達成して良かったと思っています。
極めたい分野がある方はとても大変ですが1万時間チャレンジしてみてください!
大変なことを乗り越える中で、人って変われるんだ!と実感できると思いますよ。
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