2016年リオデジャネイロオリンピックで初出場にして体操団体 金メダル、種目別跳馬で銅メダルを獲得した元体操選手 白井健三(しらい・けんぞう)さんについてです。
白井選手は特に跳馬と床を得意とし、美しい演技と難しいひねり技から「ひねり王子」とも呼ばれていましたね。
その当時白井さんにしかできなかった跳馬の技3つ、床の技3つに「シライ」という名前が付けられていて、今でも難関な技として有名です。
そんな才能あふれる白井選手は24歳という若さで現役を引退しました。
まだまだ体操選手として活躍できる白井さんの、早すぎる引退の理由は何だったのか、今は何をしてどんな生活を送っているのか、オリンピック好きとしては気になるところですよね。
ということで今回は白井健三選手の早すぎた引退の理由と、現在の様子について調べてみました。
もし最近の白井選手の生活や、2021年の引退の詳細が気になる方はぜひ最後までご覧ください。
白井健三の引退の理由は?
白井選手は第75回全日本体操種目別選手権を最後に、2021年6月17日に自身のインスタグラムで引退を発表しました。
当時24歳で、引退は早すぎるのではないかと言われていましたが白井選手自身、東京オリンピックの年に引退することをずっと前から決めていたようです。
2013年に床運動で男子史上最年少の17歳1ヶ月で世界選手権金メダルに輝いたことを皮切りに、オリンピックで2個、世界選手権で11個、全日本選手権で17個のメダルを獲得し、選手として大活躍を果たした白井選手。
引退理由は選手としての限界ではなく、コーチになりたいという思いがあったからだそうです。
大学を拠点に練習を続ける中で自身の成功よりも学生や後輩の成功が嬉しく、指導に携わりたいという思いから、コーチとして歩みたいと思い始めたようですね。
引退試合を終えた後、日本体育大学の男子コーチとして活躍しているそうです。
白井さんは東京オリンピックにも出たいと思っていたようですが、2019年に足首の怪我で世界選手権の代表になれず、その後も肩や腰の怪我に見舞われていたそうです。
残念ながら最後に東京オリンピックに出場することはできませんでしたが、白井選手本人は「何の後悔もない」と語っています。
こちらは2023年秋にYouTubeにアップされた白井さんの動画です。
白井さん自身もきれいに技を決め、さらにコツなどを丁寧に教えています。
たくさんの生徒を前に今でもくるくると回転していますね。
現役を引退した今でも相変わらず、とてもきれいな技が決まっているのは本当に尊敬できますね。
白井さんは早く現役を引退してしまったものの、このように元気にコーチとして活躍しているようです!
また、2022年3月12日の内村航平選手の引退試合には1日限りの現役復帰をし、床で「シライ3」、「シライ2」、「シライ/ニュエン」、跳馬では「シライ/キムヒフン」と、白井さんの名前が入った技を披露したことは有名になっていましたね。
体操界のレジェンド内村航平さんと共に歩んだ白井健三さん。
今でも元気に体操に関わっている姿をみて嬉しく思います。
上の写真に写っているリオデジャネイロ五輪体操男子チームの中で、現在コーチとして教える側になっている人は3人います。
内村航平さんは去年、日本体操協会強化コーチと日本体操協会理事として就任しています。
田中佑典さんと山室光史さんは、元体操選手だった田中佑典さんの兄・和仁さんが代表を務める「田中体操クラブ」でコーチとして活躍しており、田中さんはクラブ特別コーチとして、山室さんは茅ヶ崎校のメインコーチとして教えています。
田中体操クラブは戸塚校・イオン茅ヶ崎中央校・有明ガーデン校と3つの教室があるそうです。
世界で活躍する選手になるためには良い先生に習うのが一番早い道だと思うので、こういった教室は人気があり生徒にとっても、良い経験になりそうですね。
白井健三さんの現在
白井さんのインスタグラムによると、イベントで技を披露したり、長崎県・岡山県・山梨県など日本中で講習会やイベントでの講師を務めているようです。
他にも学生と一緒に強化合宿に行ったり、日本体育大学の海浜実習など学生とも楽しく過ごしているみたいですね。
今回のパリオリンピックで体操男子団体が涙の金メダルを獲得したことに対して、Xとインスタグラムでお祝いしている様子が話題になっていたようです。
高校からの同級生がみな金メダルに輝くのは凄く心が温まります。
小さいころの同級生同士がオリンピック選手になることは時々あるようで、例えばパリ五輪で金メダル3つを獲得した岡慎之助さんと、北京五輪で銀メダルを獲得したフィギュアスケーター鍵山優真さんは高校の同級生で、どちらもオリンピックメダリストになっています。
幼いころからスポーツ選手同士が友達だと、お互いに切磋琢磨し合って大会での良い結果に繋がるのかもしれませんね。
まだまだ美しい技を決めまくっている白井さん。
今後も体操と共に元気に過ごしてください!
まとめ
今回は「ひねり王子」と呼ばれていた床と跳馬の天才、元体操選手 白井健三さんの引退理由と現在の様子について調べてみました。
白井さんはコーチになりたいという思いから、東京オリンピックの年に引退することを前から決めていました。
引退後は自身の母校である日本体育大学でコーチとして活躍しています。
現在もくるくるときれいな技を決めまくり、相変わらず「ひねり王子」として全国で学生たちに体操を教えています。
たくさんの学生に囲まれながら幸せそうな毎日を送っている白井さん。
これからも体操コーチとしてさらなる活躍を楽しみにしています!
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